omiUの日記

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女性として「外務省ハレンチ物語」を読んでみた

乙女の皆さんは決して読まないで下さい。

金と権力の世界で生きるエリートの世界に女性はどのように関わっていくことになるかがわかる1冊です。

プロの罠に掛かってしまったら、女性の力では逃げられないという事。もし、性トラブルに巻き込まれたら誰に相談するか?インテリジェンスの専門家の著者が描く''実例を元にしたフィクション''は具体的で実用的な処方箋に溢れている。

本書では様々なタイプの男女が描かれる。初めは被害者だったが「倫理に時効はない」と脅し、立場を逆転させる強かな女性も登場する。上手く立ち回って反撃する方法、頼れる先輩に相談し「上から絞る」ことで被害を止める方法。''自分だったらどうするか?''と考えて読み進めると沢山の気付きに出会えます。

ある年齢を超えると少女は''女''として扱われ、不愉快な思いをする事がある。それはどの世界でも同じ。飲みの席で教えられた先輩の経験談を思い出しながら、私の経験もいつか笑って話せればいいなと明るい気持ちになった。

外務省ハレンチ物語 (徳間文庫)

外務省ハレンチ物語 (徳間文庫)